「手三里(てさんり)」ってどんなツボ?
肩こり、首のこりに効果があるにもかかわらず、ツボの場所は腕にある「手三里(てさんり)」。
特に肩こりがひどい場合には肩の筋肉がかたまりすぎて、肩をマッサージしてもなかなか効果がでない場合があります。
そんな時に「手三里」を指圧し肩を柔らかくしてから肩をマッサージするのが有効とされているほど、肩や首の疲れに効くツボでもあります。
また、肩こりだけではなく、全身の疲れや胃にも効果的なので、ぜひ覚えておきましょう。
ツボ押しを活用して、手軽に疲れを取るようにされている方もたくさんいらっしゃいます。うまく活用してみてくださいね。
ツボを押すとどんな効果があるの?
肩こり、首のこりのツボとして知られる「手三里」ですが、皮膚の疾患に対してもよいとされており、お灸などをすと肌のきめが細かくなるため、美容鍼灸などにも使用されるツボです。
効能の一部ご紹介いたします。
- 肩こり、首のこり、寝違え、四十肩
- 貧血、高血圧
- ニキビ、湿疹
- 蓄膿症、鼻炎
- 歯痛
- 胃痛
- 腹痛、下痢
ツボの位置の探し方
肘(ひじ)を曲げたときにできる横じわの外側の端から手の方向に指三本分のところ。手をにぎると筋肉が盛り上がる部分です。
「曲池」のツボから下へ指3本分下がったところでもあります。
ツボの押し方
反対側の親指で押します。「手三里」を押すと痛みがあり、親指や人差し指の方にまで響いてきます。
これだけ痛いツボなので、押す力はゆっくりで大丈夫。数分感かけてゆっくり押していきます。
右側の肩こりがひどい場合は右の手三里、左肩なら左の手三里を押します。
【関連記事 ⇒ 肩こりの原因はマウス!? 肩のこりにくいマウスって?】
ツボを押す際の注意点
- 力を入れて強く押しすぎない様にして下さい。「痛いけど気持ちいい」程度で十分です。
- ツボは、なにか別の作業をしながらの「ながら押し」では位置が不正確になったり、力加減の調整がうまくいってなかったりするので、おすすめ出来ません。