セットで効くツボ『委中(いちゅう)』『承筋(しょうきん)』『承間(しょうかん)』『承山(しょうざん)』
つらい足のむくみや足の疲れに、セットで刺激することで効果があるのが『委中』『承筋』『承間』『承山』の4つのツボです。
足のむくみや足の疲れの原因となる、ふくらはぎや足の老廃物の排出を促す効果が期待できます。
予防のためならお風呂上りに、既に足のむくみや疲れといった症状を感じているなら1日3回以上、ツボを刺激すると効果的ですよ。
ツボを押すとどんな効果があるの?
足のむくみ・足の疲れに効果があることで知られる『委中』『承筋』『承間』『承山』ですが、腎機能の働きの低下をおさえる働きで、身体の水分を適切に排出する働きを整え血行を良くし、関節の筋肉をやわらげてくれることで、様々な効能があります。
- 足のむくみ
- 足の疲れ
- 足のだるさ
- 下肢の痛み
- 膝痛
- 腰のだるさ
- 腰の痛み
- 背中の痛み
- 肩こり
- 頭痛
ツボの位置の探し方
4つとも膝裏の真ん中と足首を結んだライン上にあります。
1番上側にある「委中」は、膝の裏側の真ん中にあります。
1番下側にある「承山」はふくらはぎの筋肉とアキレス腱の境目あたりの中央のへこんでいる辺りにあります。だいたい委中と足首のちょうど真ん中あたりにあります。
上から2番目にある「承筋」は、ふくらはぎの筋肉が最も太くなっているところの真ん中にあります。だいたい、委中と承山の真ん中あたりになります。
上から3番目にある「承間」は、承筋と承山の真ん中あたりにあります。
ツボの押し方
イスに座って、両手でふくらはぎを抱えるようにして、両手の中指を重ねて、上から順番の「委中」→「承筋」→「承間」→「承山」の順番で押して刺激していくのが効果的です。
それぞれのツボで、ゆっくり中指に力を入れて3秒程度で離します。これを3回ずつ繰り返していきます。
両足ともをそれぞれ3回ずつ繰り返すと、1~2分でツボを刺激することができます。
浴槽の中で行うと、より効果が期待できます。
ツボを押す際の注意点
- あまり急いでキュッキュッと刺激しても効果は期待できません。ゆっくりと刺激するように心がけてみてください。
- 力を入れて強く押しすぎない様にして下さい。「痛いけど気持ちいい」程度で十分です。
- ツボは、なにか別の作業をしながらの「ながら押し」では位置が不正確になったり、力加減の調整がうまくいってなかったりするので、おすすめ出来ません。