コーヒーやお茶などに含まれるカフェインには、足のむくみ・足の疲れの予防・解消に効果があると言われています。
けれども、摂り過ぎは禁物。適量を超えて摂取してしまうとかえって足のむくみ・足の疲れに悪影響をおよぼすことも・・・。
このページでは足のむくみ・足の疲れ対策に上手なカフェインの摂取の仕方をご紹介しています。
足のむくみ・足の疲れにカフェインが効く理由
足のむくみ・足の疲れの原因となるのは、余分な水分が身体の中にたまっていくことです。
カフェインには、その足のむくみ・足の疲れの原因になる余分な水分を体外に排出させる、利尿作用があります。
そのため、カフェインを含んだ飲み物は足のむくみ・足の疲れに効果があると言われているんです。
カフェインの摂り過ぎが足のむくみ・足の疲れの原因になる?
ところが、カフェインを摂取し過ぎるとかえって足のむくみ・足の疲れの原因になってしまう場合があります。
利尿作用によって足のむくみ・足の疲れの予防・解消に効果があると言われるカフェインですが摂取し過ぎると、その利尿作用によって水分不足となってしまい、体が体内に水分をため込もうと働き始めます。
そして、むくみの原因になる塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きのあるカリウムが尿ともに排出され、カリウム不足になってしまう場合もあります。
また、カフェインには自律神経の中の交感神経を刺激する働きがあります。交感神経は活動を支える働きをする自律神経で、脳や筋肉の働きに関わっています。
コーヒーを飲むとアタマがシャキッとするのはこの働きによるものです。ですが、逆に自律神経の中の副交感神経の働きは弱まって、胃腸など副交感神経が関わる働きが低下してしまいます。
胃腸の働きが低下すると、タンパク質の吸収が低下して足のむくみ・足の疲れの予防・解消に役立つアミノ酸であるアルブミンの不足を招いてしまうのです。
また、カフェインの摂取し過ぎはストレスホルモン「コルチゾール」の分泌を増やすとも言われており、そうなると代謝が悪くなり足のむくみ・足の疲れの原因につながってしまいます。
カフェイン摂取の適量は?
足のむくみ・足の疲れに対して、カフェインの良い面、悪い面をご紹介しましたが、足のむくみ・足の疲れの予防・解消に効果があって、悪い面が出てこない適量はどのくらいなのでしょうか?
食品安全委員会による摂取量の目安は、妊娠可能年齢の女性は1日300mg、その他健康な成人は1日400mgとされています。
コーヒーではおおよそ、1日2~3杯程度と言われています。
もちろん、胃腸が弱い方やカフェインに敏感な体質の方など個人差もあるので、カフェインの摂り過ぎを防いで、足のむくみ・足の疲れの予防・解消をするためには、ご自分の適量とカフェインが多く含まれる飲み物を知っておいた方が良いですね。
カフェインが含まれる飲み物
カフェインの摂り過ぎを防ぐために、100mlあたりのカフェイン含有量をまとめました。産地や商品によっても異なりますが、カフェイン摂取の目安にしてみてください。
- コーヒー(ドリップ) …90mg
- 紅茶 …30mg
- ココア …30mg
- 玉露 …160mg
- 抹茶 …30mg
- 緑茶 …20mg
- ウーロン茶 …20mg
これらのほかにも、栄養ドリンクやエナジードリンク、またコーラなどにもカフェインは含まれています。
適量を摂取すると、足のむくみ・足の疲れの予防・解消に効果があって気分転換や眠気防止にも役立つカフェインです。
ご自分の適量を把握して、上手に利用できるように心がけてみられてはいかがでしょうか?