足のむくみ・足の疲れの予防・解消法のひとつとしてツボ押しがあります。
寒さで血行が悪くなったり、また夏場でも足先が冷える体質の方などは、血行の悪さが足のむくみ・足の疲れの原因になってしまいます。
ツボ押しで血行を改善することで、足のむくみ・足の疲れを予防・解消してみてはいかがでしょうか?
足のむくみ・足の疲れの予防・解消に効果のあるツボ
『委中』『承筋』『承間』『承山』
『委中』『承筋』『承間』『承山』は、足の裏側にあるツボで4つセットで刺激すると効果が高いツボです。
膝の真裏にある『委中』から、ふくらはぎとアキレス腱の境目あたりにある『承山』まで、4つのツボが一直線にならんでいます。
一番上にある『委中』から順番に下の方に向かって、それぞれ3秒程度ずつ押して刺激していくと効果的です。
また、入浴中の浴槽の中で行うことでより効果が期待できます。
⇒ 『委中』『承筋』『承間』『承山』の効能や、ツボの押し方を詳しく見る
「三陰交(さんいんこう)」
「三陰交(さんいんこう)」は、足の内側のくるぶしの上あたりにあるツボで、その場所からも分かるように足のむくみ・足の疲れや足先の冷えに効果のあるツボです。
ちょうど骨と筋肉の境目あたり、骨のキワがツボのある場所の目安になります。
3秒押して3秒離すという動作を、1度のツボ押しでは3回程度繰り返すと効果的です。
『膻中(だんちゅう)』
「膻中(だんちゅう)」は身体の血液の循環を良くし、足のむくみ・足の疲れに効果があることで知られているツボです。
左右の乳首を結んだ線の真ん中、胸骨のところにあります。
押す際は、両手の人差し指と中指とを重ねて「膻中(だんちゅう)」を押さえます。
重ねた左右の指でツボを押さえたまま、ゆっくり息を吐きながら上半身を前にかがめていって刺激すると、ほどよい刺激になって効果的です。
⇒ 「膻中(だんちゅう)」の効能や、ツボの押し方を詳しく見る
ツボの効果的な押し方とは?
ツボを押す時には、いきなりギュッギュッと力まかせに押すのではなく、ゆっくりと押してゆっくりと離すことを心がけてみてください。痛いけど気持ちいい程度の刺激で充分です。
ツボは、足のむくみ・足の疲れを解消するスイッチではありません。ですから押せば押すだけよくなるものでもありませんし、強く押したから良くなるわけでもありません。
血液の流れや神経の働きなど自分の体本来が持っている働きを正常なものに整えることで、結果的に足のむくみや足の疲れが解消するものです。
ですから、リラックスして深呼吸しながらツボを刺激するようにしてみてください。その方がより効果的にツボ押しすることが出来ますよ。
お仕事の途中や帰宅後などにツボ押しされる際は、身体や精神の疲れをいったんリセットするつもりで息を抜きながらツボ押ししてみてくださいね。