効率的に疲れを取るためには、5つのポイントがあります。
日常生活の中でのちょっとしたコツを覚えれば、すぐに実践できるものばかりです。今日の疲れを今日のうちに解消して、健康な毎日を送れるように、ほんの少しの工夫をしてみませんか?
ここでは、5つのポイントをカンタンに紹介します。
『疲れを取る』ポイント①【姿勢】
デスクワークや家事などで長時間にわたって同じ姿勢を続けていると、一部の筋肉だけが緊張し、そこに疲労物質FF(Fatigue Factor)がたまっていきます。
さらに動かさない筋肉は血行が悪く、FFが流れ出にくいため、なかなか疲れが取れません。
筋肉に負担をかけすぎないようにするには、正しい姿勢を心がけましょう。
『疲れを取る』ポイント②【休養】
ゴロゴロと横になっているだけが休養ではありません。むしろ、年齢とともに無為に横になっても疲れが取れなくなってきます。
特に精神的な疲労は横になっただけでは取れないことが多いと感じられている方も多いのでは。心と身体をリフレッシュする時間を持つことが大切です。
入浴は浮力・水圧・水温の働きで筋肉をゆるませ、血液循環をよくしてくれます。この時、体の中の老廃物を排出を促すとともに、神経の緊張もほぐしてくれます。
入浴の際は、ぬるめのお風呂にのんびりと長めに入って、リラックスすることを心がけましょう。足や腰など、明確に疲れている部分があるときは、お風呂の中でその部分をマッサージするとより効果的です。
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『疲れを取る』ポイント③【睡眠】
睡眠は脳や身体を休めるとともに、成長ホルモンが分泌されて細胞が活発になったり、食べ物が消化吸収されて栄養が蓄えられます。
明日の活力になるエネルギーが作られる、大切な時間なのです。
眠りには身体を休めるレム睡眠(浅い睡眠)と、脳を休めるノンレム睡眠(深い眠り)があります。
レム睡眠とノンレム睡眠は90分でワンセットの周期を繰り返しているので、6時間か7時間半くらいの睡眠で起きるようにすると、すっきり目覚めることができます。
心地よい眠りが得られるよう、寝室の照明や枕の高さを工夫してみましょう。
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『疲れを取る』ポイント④【運動】
筋肉にたまった疲労物質は、適度に体を動かすことでよりスムーズに排出されます。疲れたからとゴロゴロ動かないでいると、排出が遅れ、なかなか疲れが取れません。
適度な運動は、筋肉や内臓の働きを活発にし、血液の循環を良くするうえ、疲れにくい元気な身体を作ることにも役立ちます。
朝10分程度のウォーキングもオススメです。のんびり散歩することは、心のリフレッシュにも最適。自分のペースで楽しみましょう。
『疲れを取る』ポイント⑤【食事】
1.1日3食、特に朝食・昼食をしっかり食べる
朝食や昼食を軽くすませるのが習慣になると、ミネラルやビタミン類などの微量栄養素が不足しがちになります。 また、夕食をたくさんとると睡眠中に胃腸が休まらず、翌朝まで負担がかかります。
2.時間をかけて、よくかんで食べる
食べ物の消化吸収は、ゆっくりくつろいだ状態のときに、よりスムーズに行われます。早食いであったり、よくかまないで食べると、消化不良をおこし、胃腸が疲れてしまいます。
3.ビタミンB1・B2をとる
ビタミンB1が不足すると、糖質の代謝がうまくいかず、疲労物質が体内に蓄積されやすくなるため、だるい・疲れやすいなどの症状がおこります。
また、ビタミンB2もタンパク質や、脂質・糖質の代謝に関与する重要な栄養素です。不足すると口内炎などができやすくなります。
4.カルシウム、鉄分をとる
カルシウムは骨を丈夫にする他に、筋肉をスムーズに動かす働きがあります。また、鉄分は体内の酸素を各細胞に運ぶ役目があるため、不足すると運動能力が低下し、疲れやすくなります。
5.食欲のないときは、 消化しやすい食品を効果的に使う
オクラ、山芋、モロヘイヤなどはタンパク質の分解を助け、消化吸収を高める作用があります。また、しょうが、みょうが、しそ、ごまの風味、柑橘類や梅干しの酸味などで味にメリハリをつけ、食欲を増進させるのもよいでしょう。
6.アルコール、タバコは控えめに
アルコールを大量にとると、その分解のため肝臓が余計に働くので、疲れやすくなります。
タバコを吸う方は、吸わない方よりも、体内のビタミンやミネラル類をこわしやすいので、食事でより多くとる必要があります。
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