足のむくみ・足の疲れの原因は血行が悪くなって新陳代謝が滞ることにあります。
ですから、足のむくみ・足の疲れの予防や解消のためには血行を良くして、余分な水分や老廃物が足に溜まることを防ぐことが必要です。
このページでは、そのために効果的なマッサージについて紹介しています。
足のむくみ・足の疲れに効くマッサージ
足は体の一番下にあって、足を流れる血液を心臓まで送り返すには重力に逆らって押し戻さなくてはいけません。
足の筋肉にはそのためのポンプのような働きもあって、体の「第2の心臓」と呼ばれることもあるほどに重要な働きをしています。
そのため足の筋肉が正常に働いて、正常な血行を保って足のむくみ・足の疲れを予防・解消するのに足をマッサージすることは効果的です。
けれど、本格的なマッサージとなると毎日行うのは大変ですよね。
以下に忙しい方でも簡単に出来るマッサージをご紹介していきます。
ひざ裏のリンパマッサージ
ひざの裏にはリンパ節があります。リンパ節は全身にくまなく張り巡らされたリンパ管の集まるところで、リンパ液の流れをスムーズにする大切な働きをしています。
リンパ液は体を健康に保つために重要な働きをしていますが、リンパ液の流れが滞ると足のむくみ・足の疲れの原因ともなってしまいます。
特に足のリンパ液の流れをスムーズにして、余分な水分や老廃物を足にためないためには、ひざ裏にあるリンパ節をマッサージすることが効果的です。
ひざ裏のリンパマッサージを行うときは、足を伸ばして座って、片足のひざを軽く曲げます。
それから綿棒を逆手に持ってひざ裏にあてて軽くこすりあてるようにして、ひざ裏のリンパ節を刺激します。
指で揉みほぐしても効果はありますが、ひざ裏はデリケートなので強く押し過ぎたりしないように気をつけてください。
足指のマッサージ
足指には様々なツボが集まっており、刺激したりほぐしたりすることで足のむくみ・足の疲れを予防・解消することが出来ます。
マッサージする方の足と反対側の手の指を、足指の間に交互に挟み込みます。それから、手の指をギュッと握り込むと足指が一度に刺激されてマッサージされます。
足と手で握手するようなイメージです。
それから、足と手の指が交互になっている状態で足首をグルグルと回すとより効果が高く刺激されます。
手で回すより足首を回すようなイメージでやってみてください。
ふくらはぎのマッサージ
ふくらはぎも足のむくみや足の疲れが溜まりやすい場所です。
足を伸ばして座って、片方の足のひざを曲げてふくらはぎの内側(足の親指側)が上を向くように手元に引き寄せます。
両手の親指で軽く体重をかけながら、骨と筋肉のキワに沿って、くるぶしからひざに向かって下から上にゆっくりと押していきます。
ひざ下まで押したら、くるぶしに戻って繰り返しマッサージすると効果的です。片足ごとに3回ずつ程度繰り返すといいでしょう。
マッサージを効果的にするには?
足のむくみ・足の疲れを予防・解消するためのマッサージをより効果的に行うには、入浴後に行うのがおすすめです。
体が温まっていて筋肉がほぐれている時に、しっかりと血行を良くすることで効果を高めることが出来るのです。
また、マッサージを行う際にはあまり強い力でやったり、キュッキュッとスピーディに行うのではなく、ゆっくり・しっかりを心がけて筋肉の深いところまでほぐすことを意識して行う方が効果的ですよ。