足のむくみや足の疲れは、つらいものです。足が太く見えてしまいますし、できれば早めに症状を改善したいものです。
では、足のむくみや足の疲れを引き起こしてしまう原因はなんなのでしょうか?
このページでは足のむくみ・足の疲れの原因になる生活習慣についてまとめています。
足のむくみ・足のつかれの予防のための生活習慣見直しの参考にしてみてください。
「立ちっぱなし」・「座りっぱなし」
足の筋肉には、心臓から流れてきた血液やリンパ液を下半身から上半身に送り返す働きがあります。
ところが、立ち仕事で一日中立ちっぱなし、デスクワークで一日中座りっぱなしなど、長い時間を同じ姿勢で過ごしていると、足の筋肉が動く機会があまりなくなります。
すると、足に流れてきた血液やリンパ液がうまく上半身にもどらなくなってしまいます。
そのため、足にたまりがちになる血液などから水分が染み出して足のむくみ・足の疲れの原因となってしまいます。
また、血液やリンパ液には老廃物を流す働きもありますので、足の筋肉を動かす機会が少ないと、老廃物がたまりやすくなって、これもむくみや疲れの原因になってしまいます。
「塩分」の摂りすぎ
塩分を摂り過ぎると、当然、血液の中の塩分濃度が高くなります。
すると、身体がバランスをとろうとして血液中の塩分濃度を下げようとして、血管に水分を集めようとします。
そのために必要な水分を身体の外に排出することを抑えてしまい、水分が血管の回りにあふれてしまい、体内に余分な水分が残りやすくなります。
この水分が原因となって、足のむくみ・足の疲れを引き起こしてしまいます。
「糖分」の摂りすぎ
塩分と同じように糖分も足のむくみ・足の疲れの原因になってしまいます。
糖分の性質として水分を身体に蓄えておく働きがあります。そのため、糖分を摂り過ぎると水分の代謝が悪くなって、体外に排出される量が抑えられてしまい、身体に余分な水分がたまりやすくなってしまうんです。
すると、塩分と同じように、余分な水分のせいで足のむくみ・足の疲れを引き起こしてしまいます。
「運動不足」による代謝の低下
足のむくみ・足の疲れは体内の水分を体外に排出する代謝が低下することで引き起こされてしまいます。
冬場の寒さ、夏場の暑さなどで運動不足になると筋肉量の低下にもつながって代謝が低下してしまいます。
すると、体内の血液やリンパ液の流れが悪くなって、余分な水分がたまりやすくなったり、老廃物がうまく体外に排出されなくなってしまい、足のむくみ・足の疲れの原因となってしまいます。
「アルコール」の摂り過ぎ
アルコールを摂取し過ぎると、血液中のアルコール濃度が非常に高くなってしまいます。すると、身体はアルコール濃度を薄めようと水分を血管のまわりに集めます。
さらに、酔いが浅いうちはまだいいのですが、酔いが深くなってくると身体がしようしとしている水分調節が、うまくできなくなってしまい過剰に水分が身体にたまるようになってしまします。
そのため、アルコールの飲み過ぎによっても足のむくみ・足の疲れが引き起こされてしまうんです。
また、アルコールを摂取し過ぎると肝臓にも負担です。肝機能の低下によって足のむくみ・足の疲れが起きてしまう場合もあるので注意してください。
「水分」の摂りすぎ
足のむくみ・足の疲れは身体の中にたまる余分な水分や老廃物によって引き起こされてしまいますので、当然、水分の摂り過ぎも足のむくみ・足の疲れの原因になってしまいます。
水分を摂り過ぎると、体内の水分量が急激に増えてしまいますが、この水分量の増加に排出するスピードが追い付かなくなってしまいます。
すると、身体の中の水分が出ていく量より入って来る量の方が多くなってしまい、余分な水分が体内に残りやすい状態になって、足のむくみ・足の疲れの原因となってしまいます。
暑い夏場など、ついつい水分を多く飲みたくなってしまいますが、摂り過ぎは足のむくみ・足の疲れを引き起こしてしまいます。ただ、特に夏場に水分が不足すると脱水症状や熱射病の原因にもなりますので、適切な量の水分を摂取するように気をつけてください。
足のむくみ・疲れの原因になる6つの生活習慣 まとめ
足のむくみ・足の疲れは、代謝の低下を招く姿勢・食事・運動などの生活習慣が原因となっていることが分かります。
代謝の低下によって、水分や老廃物が足にたまりやすくなってしまい、足のむくみ・足の疲れにつながっています。
身体の中でも特に足など下半身は、上半身まで血液やリンパ液を送り返さないといけないため、より代謝の影響を受けやすいのです。
足のむくみ・足の疲れにお悩みの方は、「姿勢(立ちっぱなし・座りっぱなし)「塩分」「糖分」「水分」「アルコール」「運動」などに注意して、生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?