「三陰交(さんいんこう)」ってどんなツボ?
「三陰交(さんいんこう)」は、足の内側のくるぶしの上あたりにあるツボで、その場所からも分かるように足のむくみ・足の疲れや足先の冷えに効果のあるツボです。
その他にも女性ホルモンの働きを整える働きもあって、女性特有の症状にも効果があることで知られています。陣痛に効果があるということでも知られています。
また内臓の働きを整える効果もあるので、全身の疲れやだるさの解消にも役立つと言われている重要なツボです。
ツボを押すとどんな効果があるの?
「三陰交」は、足のむくみ・足の疲れに効果があるツボです。また、足先の冷えにも効果があるとされており、その他にも消化器、肝臓、腎臓などの働きを助けるとともに更年期障害や生理不順など女性特有の症状には欠かせないツボです。
効能の一部をご紹介します。
- 足のむくみ・足の疲れ
- 足の冷え
- 胃腸炎
- 消化不良
- 下腹膨満感
- 腎炎・膀胱炎・尿もれ
- 不眠症
- 生理痛・生理不順
- 不妊症・子宮疾患
- 全身の疲れ・だるさ
ツボの位置の探し方
「三陰交」は内くるぶしの一番高いところから指4本分上がったところにあります。
ちょうど骨と筋肉の境目あたり、骨のキワがツボのある場所の目安になります。
押してみるとツボ痛を感じる方が多い場所になります。
ツボの押し方
両手の親指を重ねて押すか、足の外側から人差し指をひっかけるような形で押します。
3秒押して3秒離すという動作を、1度のツボ押しでは3回程度繰り返すと効果的です。
その際、押し始めも、離し始めも急にギュッギュッとやるのではなく、ゆっくりと押してゆっくりと離す方が効果的です。
リラックスした状態で、深呼吸しながら刺激した方が良いでしょう。
ツボを押す際の注意点
- 力を入れて強く押しすぎない様にして下さい。「痛いけど気持ちいい」程度で十分です。
- ツボは、なにか別の作業をしながらの「ながら押し」では位置が不正確になったり、力加減の調整がうまくいってなかったりするので、おすすめ出来ません。