「労宮(ろうきゅう)」ってどんなツボ?
「労宮」の名前の由来は諸説ありますが、一説によると苦労の集まる中心という意味と言われており、心労が重なると、このツボに症状があらわれると言われています。
たとえば、ストレス過剰の時は、「労宮」を押すと痛く感じます。
労宮を押すと、身体と心を「休息モード」にしてくれる副交感神経が働き、気持ちが落ち着つくので、精神的な不安や心配による手汗にも効果的なツボです。
また、「労宮」は慢性疲労に効くツボとも言われ、仕事中に眠気がしたり集中できない時に、「労宮」を刺激すると効果があります。
疲れを取るのに、ツボ押しをうまく使われている方も多くいらっしゃいます。ぜひ活用してみてください。
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ツボを押すとどんな効果があるの?
このツボは精神機能を司る心包経という経絡に属しています。
手のひらの血流が悪くなると、自律神経を緊張させたり、心臓に負担をかけることになります。
手の中心に位置する「労宮」を押すことにで、血行が良くなって身体の緊張を緩和させたり、気持ちを落ち着かせることができます。
そのほかにもこのような効果があります。
- 自律神経改善
- 疲労回復
- ストレス解消
- 心の疲れ
- イライラを抑える
- 気分を落ち着かせる(会議前など)
- 手のほてり、手汗
- 動悸
- 吐き気
- 胸のつかえた感じ
- 胃腸の不調
- 首のこり、肩こり
ツボの位置の探し方
手のひらの中央に位置しています。
こぶしを握ったときに中指と薬指の先端の間にあります。
ツボの押し方
労宮を中心に手のひら全体をやや強めに指圧するととても心地良いです。
反対側の手の親指で、5秒押して、5秒はなしてを、5回程度繰り返すのがオススメです。ゴルフボールを両手で挟んで、両手の「労宮」をほぐしていくのも気持ちよく効果的です。
友だちやパートナーに押して貰うと、リラックス効果も増し、より自律神経の働きを安定させることができます。
ツボを押す際の注意点
- 力を入れて強く押しすぎない様にして下さい。「痛いけど気持ちいい」程度で十分です。
- ツボは、なにか別の作業をしながらの「ながら押し」では位置が不正確になったり、力加減の調整がうまくいってなかったりするので、おすすめ出来ません。