「軽い運動」は、疲労物質FFと一緒に疲労回復物質FRも発生させますので、疲れを取る・疲れにくい身体をつくるのに効果的です。
もちろん、毎朝ウォーキングしたりストレッチをすることも有効ですが、ちょっとした工夫で、普段の日常生活の中での過ごし方を「軽い運動」に変えることが出来ます。
そのうちの簡単なものを4つまとめてみました。
簡単なことばかりですが、普段の身体の動きを「軽い運動」だと思って、疲労回復物質FRの発生を意識してみてください。
関連記事 ⇒ 「軽い運動」が疲労回復に効くのはなんで?
関連記事 ⇒ 疲れの原因物質は乳酸じゃなかった? 本当の原因物質FFとは
① 正しい姿勢を保つ
デスクワークを長く続けていると、だんだん猫背になってきたり脚を組んでしまったりしていませんか? ふだん、このような姿勢になってしまっている方は、正しい姿勢を保ち続けることも「軽い運動」になります。
背筋を伸ばすと腹筋や背筋が自然と鍛えられますし、脚の裏側をイスに付けて座るようにすると内転筋のトレーニングになります。
関連記事 ⇒ デスクワークでの疲れにくい「正しい姿勢」って?
② 電車バスでは立つようにする
電車やバスなどに乗った際に、席があいていても出来るだけ立つようにすると良い運動になります。
電車やバスの揺れから、身体のバランスを保って立っているだけでもエネルギーを使いますので「軽い運動」にはちょうど良いのです。
仕事が終わってあとは帰って寝るだけという日は、最後に疲れを取る「軽い運動」のつもりで立って過ごしてみてはいかがでしょうか?
③ エレベーター・エスカレーターでなく階段を使う
ふだん、エレベーター・エスカレーターは当たり前に使っていますが、これを階段に変えるとちょうど良い「軽い運動」になります。
と言っても、10階や20階まで階段で昇り降りするとハードな運動になってしまいますので、3階までは階段で移動するとか、ご自分の体力に合わせて工夫してみてください。
④ 食べ物はよく噛んで食べる
食事で体力を使うというイメージはないかもしれませんが、実は食事の際によく噛んで食べる事は脂肪の燃焼にも繋がる、適度な運動になります。
食事は毎日のことですから、食べる時はよく噛むという事を心がけてみてはどうでしょうか。
また、食べ物をよく噛むと消化にも良いので、消化による食後の疲れも軽減させることができます。