『疲れを取るツボ』をまとめました。
『ツボ』とは、神経がつながっている節目やつなぎ目の部分のことで、ときには急所にもなりかねない大切な部分でもあります。
疲れがたまると身体にサインとしての反応が現れ、体調不良を引き起こす原因になります。
そうしたときに、ツボ押しなどのマッサージやお灸で、ツボを刺激することで疲労が蓄積してしまう前に改善することが出来ます。
万能ツボ・多機能ツボ
自律神経の働きを整え、ストレス解消のツボ『百会』が効く
「百会」は、「百(多種・多様)」な経絡が「会(出会う・交わる)」という意味の名をもち、その名のとおりさまざまな健康効果をもつ万能ツボのひとつです。
疲れを取るという点では「ストレス・自律神経失調症・不眠症・疲れ目・頭痛・肩こり」などに効果があります。
【関連記事 ⇒ 自律神経の働きを整えてストレス解消!良い睡眠とは?】
押しやすい場所で使いやすい万能ツボ『曲池』
「曲池」はとても押しやすい場所にありますので、使い勝手のよい万能ツボのひとつです。
首から肩にかけての血流をよくしてくれますので、首のこりや肩こり、手のしびれなどを緩和します。また大腸経のツボなので、便秘や下痢などの消化器系の症状や、疲れ目、頭痛などにも効きます。
病気の予防・体力回復、治癒力を高めてくれるツボ『足三里』
胃とつながりのあるツボで、身体全体の治癒力を高めてくれる働きで知られています。
また、『奥の細道』で芭蕉が旅に出る前に、「足三里に灸をすると遠くまで歩ける」といった内容が記載されており、古くから病気の予防・体力回復・健康維持のためのツボとして用いられていました。
疲れが取れて、気力・体力が湧いてくるツボ「湧泉」
「湧泉(ゆうせん)」は読んで字のごとく、元気が泉のように湧いてくると言われるツボです。
ですから、身体に元気が戻り、疲れを取り除くのに効果があるツボです。
また、腎臓の働きを良くしてくれ、身体の水分調整のバランスを整えてくれます。身体を温め自律神経の働きを整える働きもあるので、内臓全体・身体全体が元気になる活力のツボと言われています。
足のむくみ・足のつかれに効くツボ
セットで効くツボ『委中(いちゅう)』『承筋(しょうきん)』『承間(しょうかん)』『承山(しょうざん)』
つらい足のむくみや足の疲れに、セットで刺激することで効果があるのが『委中』『承筋』『承間』『承山』の4つのツボです。
足のむくみや足の疲れの原因となる、ふくらはぎや足の老廃物の排出を促す効果が期待できます。
予防のためならお風呂上りに、既に足のむくみや疲れといった症状を感じているなら1日3回以上、ツボを刺激すると効果的ですよ。
⇒『委中』『承筋』『承間』『承山』の効能や、ツボの押し方を詳しく見る
内臓の働きを整え足のむくみに効く『三陰交(さんいんこう)』
「三陰交(さんいんこう)」は、内臓の働きを整えて、足のむくみ・足の疲れに効果があるツボとして知られています。
また、女性ホルモンの働きを整える効果でも知られており、女性特有の症状にも効果があるとされています。
また内臓の働きを整える効果もあるので、全身の疲れやだるさの解消にも役立つと言われている重要なツボです。
⇒ 「三陰交(さんいんこう)」の効能や、ツボの押し方を詳しく見る
血液の循環を良くして足のむくみに効く「膻中(だんちゅう)」
「膻中(だんちゅう)」は身体の血液の循環を良くし、足のむくみや足の疲れに効果があることで知られているツボです。
また女性ホルモンの分泌を促進する作用もあって、身体のなかの様々な働きを整えてくれることでも知られています。
ストレスや不眠・精神的疲労のほか、血液の循環を良くし老廃物の排出を促すため、美肌にも効果も期待できるツボです。
足の疲れ・足のむくみにも効果「湧泉」
「湧泉(ゆうせん)」は読んで字のごとく、元気が泉のように湧いてくると言われるツボです。
ですから、身体に元気が戻り、疲れを取り除くのに効果があるツボです。
また、腎臓の働きを良くしてくれ、身体の水分調整のバランスを整えてくれます。そのため、足のむくみや足の疲れにも効果が期待できるツボです。
身体を温め自律神経の働きを整える働きもあるので、内臓全体・身体全体が元気になる活力のツボと言われています。
【関連記事 ⇒ 足が疲れにくくなる! 手軽に足のケアとトレーニングをするには? 】
肩こり・首のこりに効くツボ
肩こり、首のこりに効くツボ『手三里』
肩こり、首のこりに効果があるにもかかわらず、ツボの場所は腕にある「手三里(てさんり)」。
特に肩こりがひどい場合には肩の筋肉がかたまりすぎて、肩をマッサージしてもなかなか効果がでない場合があります。
そんな時に「手三里」を指圧し肩を柔らかくしてから肩をマッサージするのが有効とされているほど、肩や首の疲れに効くツボでもあります。
眼精疲労と肩こりに効くツボ「風池」
「風池」は、眼精疲労(疲れ目)と肩こりに効果があるツボとして有名です。また、自律神経失調症の症状を和らげるのにも良いといわれています。
肩こり、首のこりに効くツボ「天柱」
「天柱(てんちゅう)」は後頭部にあって、とても大事なツボとされ、たくさんの症状に対して用いられます。
よくあるのが肩こりや首のこりなどで、そこから派生して頭部全体の頭痛に対してもとても効果が高いです。
心の疲れ・ストレスに効くツボ
心の疲れを取るツボ『労宮』
労宮を押すと、身体と心を「休息モード」にしてくれる副交感神経が働き、気持ちが落ち着つくので、精神的な不安や心配による手汗にも効果的なツボです。
また、「労宮」は慢性疲労に効くツボとも言われ、仕事中に眠気がしたり集中できない時に、「労宮」を刺激すると効果があります。
【関連記事 ⇒ ストレスに強くなって心の疲れを解消するには?】
血液の循環を良くし精神を落ち着ける「膻中(だんちゅう)」
「膻中(だんちゅう)」は身体の血液の循環を良くし、ストレスや不眠・精神的疲労のほか、血液の循環を良くし老廃物の排出を促すため、美肌にも効果も期待できるツボです。
足のむくみや足の疲れに効果があることでも知られているツボです。
また女性ホルモンの分泌を促進する作用もあって、身体のなかの様々な働きを整えてくれることでも知られています。
脳と内臓の疲れを取って、ストレスを和らげる「指間穴(しかんけつ)」
「指間穴(しかんけつ)」は血行を改善し、自律神経を整える働きで知られているツボです。自律神経が司る、脳や内臓の疲れを取り、心や身体にかかるストレスを和らげる働きをします。
刺激しやすい位置にあり、お仕事中やちょっとした合間にも使えるツボなので覚えておくと便利ですね。
⇒「指間穴(しかんけつ)」の効能や、ツボの押し方を詳しく見る